子供が寝てる間に勉強！看護師おすすめ参考書

こちらでは、子どもために育児に励みながらも看護師としてのステップアップを諦めたくないという向上心あふれる方々に向けて参考書の紹介をさせて頂きたいと思います。

スキルアップできる参考書とは？

夜、お子さんが眠ってからの1～2時間を利用して知識を身につけていけば看護師として必要な教養をつけていけるのはもちろん、さらなる資格を取得して給与アップ、さらにはより条件の良い職場への転職を図ることだって出来るはずですから。

1．外傷病院前救護を学ぶ

外傷病院前救護ガイドライン（JPTEC）のプログラムがあるのをご存じでしょうか？

これは本来、看護師のための知識ではなく、救急隊員・救急救命士を対象とした講習会です。事故現場での怪我人に対するアプローチ方法を標準化したものになります。

JPTEC講習会という授業形式のプログラムが行われており、完璧に習得したいのであれば受講するのが早道でしょう。しかし、育児で時間がないのであれば、とりあえず独学でアウトラインを学んでおくことも有効。

オススメは公式の参考書である『外傷病院前救護ガイドラインJPTEC』です。

JPTECプロバイダーの資格を得るための学科試験においても、この本の内容を熟知しておくことが必要。自習しておいて、お子さんが手を離れた頃に受験するというのも良いでしょう。

看護師向けに内容が変化したものとして『外傷初期看護ガイドライン』という看護師向けの初期看護法（JNTEC）を学ぶための参考書も存在していますので、先にそちらを学習するのも良いと思います。

2．小児の緊急事態に対する二次救命措置を学ぶ

こちらは病院の内外で発生した小児の二次救命措置を学ぶためのものです。

やはり、最終的には講習会を経て取得するものですが、今のうちに参考書を用いて予習しておくことは有効でしょう。

公式の参考書として『PALSプロバイダーマニュアル』が出ていますので、こちらを購入して熟読しておけば、後々に受講する際に大きなアドバンテージを得ることが出来るはずです。

特にお子さんが小さい今、小児向け救命措置の重要性を誰よりも理解されていることでしょう。“鉄は熱いうちに打て”と言いますし、今のうちに勉強を進めておくことは何より価値あることだと思います。

ちなみに小児ではなく一般向けの一次救命措置として、心臓マッサージ・人工呼吸・AEDによる除細動を学べる“BLS”や、二次救命措置として心電図解析・薬剤投与を学べる“ACLS”といった講習会も存在するので、余力があればそちらもどうぞ。同じく公式の参考書が発売されています。

多くの知識を取り入れておけば、後々に転職などで好条件の職場へ移る際にも役立ちます。お子さんが眠っている夜の時間を利用して、スキルアップに励んでみるのも良いと思いますよ。

ただ、くれぐれも無理は禁物です。ただでさえお忙しいはずですから、体調を考慮した学習計画を立てるようにしてくださいね。